フラグスター&オスロ・フィルのワーグナー『神々の黄昏』がオリジナルマスターテープより初CD化

ワーグナー: 楽劇『神々の黄昏』 / キルステン・フラグスタート 【4CD】
Tower Records

これはCDですが、ワグナー歌手キルステン・フラグスタートの歌う『ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」』が初めてオリジナル・マスター・テープからCD化されます。

オリジナルはデッカから出ていたもので、リリースは名盤復刻の〈オーストラリア・エロクアンス〉から。この音源はNaxosからもCD化されていましたが、それはイギリス盤LPからの板おこしだったようで、オリジナル・マスター・テープからのCD化は今回が初ということで興味深いです。

本作は1956年、オスロでのモノラルによるセッション録音。当時放送用として収録されました。フルトヴェングラーも亡くなり、引退同然のフラグスタートは地元のノルウェーでの活動でこれを録音したわけですが、デッカの名プロデューサー、カルショーがフラグスタートに録音を請いにいったところ、フラグスタートからこの放送音源のLP化を要望されたという話です。

カルショーは欠落部分、ミス部分を補充録音して商品化。モノラルながら、1956年のセッション録音なので聞きごたえのある演奏、とのこと。フラグスタートは、ここからステレオ録音のショルティの『指輪』、クナッパーツブッシュとの『ワルキューレ第1幕』へとつながっていったのでした。

フラグスタートの『指輪』はフルトヴェングラーとのライヴもありますが、やはり年代が古いです。この1956年録音はモノラルとはいえ、ステレオ録音が始まる時期のもの、聴いてみたいものです。

なおリリース元の〈オーストラリア・エロクアンス〉のプロモ動画がありまして、最後に本作が流れます。同時発売の5タイトルも下に載せておきます。これを聴くと、他もいいものがCD化されてますね。マリナーのバッハとか「トリスタン」とか。

豪エロクアンス〜2019年3月新譜

ユーゴスラヴィアの春/クレシミル・バラノヴィッチ 、 ベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団
Tower Records

ラッスス: 合唱曲集/サイモン・プレストン、 スティーヴン・クレオバリー
Tower Records

J.S.バッハ: カンタータ集/ネヴィル・マリナー、 アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ合唱団
Tower Records

クープラン: 宗教音楽/リュリ: ミゼレーレ/アンソニー・ルイス、 オワゾリール・アンサンブル
Tower Records

ワーグナー: 楽劇『トリスタンとイゾルデ』/レジナルド・グッドール
Tower Records

ワーグナー: 楽劇『神々の黄昏』/キルステン・フラグスタート/オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
Tower Records

以上

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