ルセの新録音はペルゴレージの「スターバト・マーテル」

ペルゴレージ:スターバト・マーテル/クリストフ・ルセ、レ・タラン・リリク【CD】
Tower Records 輸入盤:国内流通仕様
Tower Records 輸入盤

古楽を代表する鍵盤楽器の名手であり、指揮者としても埋もれた18世記オペラを蘇らせて活躍するクリストフ・ルセ。そのルセの新録音『ペルゴレージ:スターバト・マーテル』がCDで発売になります。リリースはAlphaレーベルから。

本作に収録されるのは、有名なペルゴレージ(1710〜1736)の「スターバト・マーテル」。

カップリングに、ニコラ・ポルポラ(1686〜1768)の「サルヴェ・レジーナ」、レオナルド・レーオ(1694〜1744)の「ベアトゥス・ヴィル」も収録しています。

演奏は古楽器のレ・タラン・リリク。収録は2018年7月。オヴェール=シュル=ウワーズ聖母被昇天教会。収録曲は以下のとおり。

・ペルゴレージ:スターバト・マーテル(立ち尽くす聖母)〜ソプラノ、アルト、弦楽と通奏低音のための
・ポルポラ:サルヴェ・レジーナ(ごきげんよう、皇后様)〜ソプラノ独唱、弦楽と通奏低音のための
・レーオ:ベアトゥス・ヴィル(主を畏れる者は幸いなり)〜アルト独唱、弦楽と通奏低音のための

ペルゴレージ:スターバト・マーテル/クリストフ・ルセ、レ・タラン・リリク【CD】
Tower Records 輸入盤:国内流通仕様
Tower Records 輸入盤

ジョン・バルビローリ没後50年記念、RCA&コロンビアの全録音が初めてCDボックス化(モノラル)

コンプリート・RCA & コロンビア・アルバム・コレクション/ジョン・バルビローリ、ニューヨーク・フィルハーモニック【CD】

ジョン・バルビローリ没後50年記念として、ニューヨーク・フィルとRCAとコロンビアに残した全録音が初めてボックスセット化。ソニークラシカルからのリリースで、CD6枚組ながら、タワーレコードでは3千円を切ったセール価格となっています。

バルビローリというと旧EMIへのステレオ録音が有名ですが、ここに収録されているのは、1938年から1942年にかけての録音。モノラルです。

今回はソニー・クラシカルのアーカイヴに保管されていたオリジナル・マスター(ディスクおよびメタル原盤)を使用して復刻。その中には今回のセットで24bit/192kHzリマスターされた音源17曲が含まれています。

各ディスクはLP発売時のオリジナル・ジャケット・デザインをもとにした紙ジャケットに封入され、それらをクラムシェル・ボックスに収めています。収録曲は以下のとおり。

CD1
1. パーセル(バルビローリ編):弦楽のための組曲
2. ドビュッシー:イベリア
3. チャイコフスキー:フランチェスカ・ダ・リミニ
4. レスピーギ:ローマの噴水

ジョン・バルビローリ指揮、ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
[録音]
1938年2月7日(1, 2), 1938年2月9日(3), 1939年1月21日(4), ニューヨーク、カーネギー・ホール

CD2
1. シューベルト:交響曲第4番 「悲劇的」
2. シューベルト:5つのドイツ舞曲 D. 89
3. ブラームス:交響曲第2番

ジョン・バルビローリ指揮、ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
[録音]
1939年1月21日、ニューヨーク、カーネギー・ホール(1, 2),
1940年3月27日、ニューヨーク、リーダークランツ・ホール(3)

CD3
1. シベリウス:交響曲第1番
2. シベリウス:交響曲第2番

ジョン・バルビローリ指揮、ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
[録音]
1942年4月11日(1), 1940年5月6日(2)、ニューヨーク、リーダークランツ・ホール

CD4
1. スメタナ:歌劇『売られた花嫁』序曲
2. R=コルサコフ:『スペイン奇想曲』
3. ラヴェル:『ラ・ヴァルス』
4. ベルリオーズ:序曲『ローマの謝肉祭』
5. ブラームス:『大学祝典序曲』
6. ドビュッシー:『小組曲』より「バレエ」
7. ドビュッシー:『第1狂詩曲』
8. J.S.バッハ(バルビローリ編):『羊は憩いて草を食み』BWV.208

ジョン・バルビローリ指揮、ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
ベニー・グッドマン(クラリネット:7)
[録音]
1940年5月6日、ニューヨーク、カーネギー・ホール(1),
1940年11月16日、ニューヨーク、リーダークランツ・ホール(2-5)
1940年12月16日、ニューヨーク、リーダークランツ・ホール(6-8)

CD5
1. モーツァルト:クラリネット協奏曲 K.622
2. モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番 K.595
3. モーツァルト:交響曲第25番 K.183

ジョン・バルビローリ指揮、ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
ベニー・グッドマン(クラリネット:1)、ロベール・カサドシュ(ピアノ:2)
[録音]
1940年12月16日(1)、1941年11月3日(2-3)、ニューヨーク、リーダークランツ・ホール

CD6
1. ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
2. チャイコフスキー:組曲第3番より 第4曲「主題と変奏曲」
3. バルビローリ:『エリザベス朝組曲』

ジョン・バルビローリ指揮、ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン:1)
[録音]
1942年4月11-12日、ニューヨーク、リーダークランツ・ホール

コンプリート・RCA & コロンビア・アルバム・コレクション/ジョン・バルビローリ、ニューヨーク・フィルハーモニック【CD】

ベーム&バイエルン放送響の58年、65年ライヴ音源がリマスタリングされCDで発売

ドヴォルザーク:交響曲第9番、ブラームス:交響曲第4番/カール・ベーム、バイエルン放送交響楽団【CD】
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これはCDですが、カール・ベームがバイエルン放送交響楽団とライヴ録音した音源が、King Internationalレーベルより発売になります。モノラルです。2枚組。

発売にあたって、24年前にキングレコード(セブンシーズ・レーベル)が発売したCDの原盤、イタリア・アフェットから入手した音源を、関口台スタジオでリマスタリング。

CD1
1. ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

CD2
2. ブラームス:交響曲第4番

カール・ベーム指揮、バイエルン放送交響楽団
録音
(1)1958年11月27、28日、(2)1965年10月14、15日ミュンヘン(ライヴ)【モノラル】

ドヴォルザーク:交響曲第9番、ブラームス:交響曲第4番/カール・ベーム、バイエルン放送交響楽団【CD】
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ベーム&ウィーン・フィルの1963/66年のライヴ音源が発売。「運命」、ブラームス3番など

ベートーヴェン:序曲「コリオラン」&交響曲第5番、ブラームス:交響曲第3番/カール・ベーム、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団【CD】

これはCDですが、カール・ベームとウィーン・フィルとの1963/66年のライヴ音源が、Epitagraphレーベルより発売になります。モノラルです。2枚組。UHQCD仕様。

CD1
・ベートーヴェン:序曲「コリオラン」 【市販初出】
・ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」 【市販初出】

CD2
・ブラームス:交響曲第3番 【世界初出】

カール・ベーム指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

録音
[CD1] 1966年5月22日ムジークフェラインザール、ウィーン(ライヴ)【モノラル】
[CD2] 1963年8月21日フェストシュピールハウス、ザルツブルク(ライヴ)【モノラル】
Produced by Epitagraph(原盤:エピタグラフ)

ベートーヴェン:序曲「コリオラン」&交響曲第5番、ブラームス:交響曲第3番/カール・ベーム、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団【CD】

〈ICMA 2020〉で『フルトヴェングラー帝国放送局アーカイヴ 1939-45』がヒストリカル・レコーディング賞

各国の音楽誌や放送局の批評家が選ぶ《インターナショナル・クラシック・ミュージック・アワード(ICMA)》

その2020年の受賞が発表になりました。高音質盤に関係のあるところでは、〈レーベル・オブ・ザ・イヤー〉にPENTATONEが選ばれました。

また〈ヒストリカル・レコーディング〉に『フルトヴェングラー 帝国放送局(RRG) アーカイヴ 1939-45』(SACDハイブリッド)が選ばれました。

The ICMA winners of the year 2020

フルトヴェングラー 帝国放送局(RRG) アーカイヴ 1939-45

フルトヴェングラー 帝国放送局(RRG) アーカイヴ 1939-45 [22SACD Hybrid+DVD]
Tower Records
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ピアニストのヴラディーミル・アシュケナージ氏が引退。沢山の高音質盤を残しました

一般のニュースでも報道されたとおり、ピアニスト、指揮者のヴラディーミル・アシュケナージ氏が引退を発表しました。

アシュケナージというと、やはりデビュー時のピアニストとしての印象が強烈でした。その後、指揮者としても活動。日本でもNHK交響楽団の音楽監督を2004年から2007年にしていました。

ここではアシュケナージがピアニストとして録音した昔の名盤を2つ挙げてみます。アシュケナージにはピアニスト、指揮者として沢山の高音質盤があるので、興味のある方はショップで調べてみてください。

ヴラディーミル・アシュケナージの高音質盤

ベートーヴェン: ピアノ協奏曲集 [3CD+Blu-ray Audio]
Tower Records

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集 [SACDシングルレイヤー [SHM仕様]]
Tower Records

以上

【MD+G】カタルーニャの作曲家エミリオ・プジョルの練習曲集がSACDハイブリッドで発売

エミリオ・プジョル:練習曲集/フランク・ブンガルテン【SACDハイブリッド】

カタルーニャ出身の作曲家エミリオ・プジョルの練習曲集がSACDハイブリッドで発売。リリースはMD+Gレーベルで、2月中旬に発売。演奏はドイツのギタリスト、フランク・ブンガルテン。

エミリオ・プジョル(1886-1980)は、スペインを代表する作曲家であり、「アルハンブラの思い出」で有名なタレガの弟子です。

プジョルは作曲家、演奏家、教育者として多才な才能をもち、さらにはルネサンス期の楽器ビウエラの研究家として楽譜の編纂などをしていました。

この練習曲集は、プジョルの著した「ギターの奏法と原理」という教則本(全5巻)から抜粋されたもの。熊蜂が飛び回る様子をあらわした代表作「熊蜂」など全20曲。

エミリオ・プジョル(1886-1980):練習曲集

1.秋の歌(旋律的練習曲) 
2.トンボ 
3.アグアドの練習曲第19番による変奏曲(Estudios LIV - LXX) 
4.ノクターン(Estudio XXXII) 
5.ヴィヴァーチェ(Estudio XLI) 
6.セギディーリャ(Estudio LII) 
7.ソルツィーコ(Estudio XXXI) 
8.ボレロ(Estudio XXXVII) 
9.アレグレット(Estudio XX) 
10.アンダンティーノ(Estudio XXIII) 
11.鳥の歌(Estudios LI & XLV) 
12.アレグレット・グラツィオーソ(Estudio XXXV) 
13.アララ(Estudio XXX) 
14.アレグロ(Estudio XIII) 
15.アレグロ(Estudio XIX) 
16.アンダンテ・クアジ・アダージョ(Estudio IX) 
17.練習曲第1番 
18.熊蜂 
19.上級者のための練習曲第7番(Estudio clásico) 
20.上級者のための練習曲第6番(Estudio romántico) 

使用楽器:アントニオ・デ・トーレス1883年製モデル/ゲイリー・サウスウェル2018年製

エミリオ・プジョル:練習曲集/フランク・ブンガルテン【SACDハイブリッド】

【BIS】ルチアーノ・ベリオの合唱作品集『ベリオ:コーロ&ロンドンの呼び声』SACDハイブリッド

ベリオ: コーロ&ロンドンの呼び声/ノルウェー・ソリスト合唱団 、 グレーテ・ペデーシェン 、 ノルウェー放送管弦楽団【SACDハイブリッド】

BISよりSACDハイブリッド。現代音楽作曲家ルチアーノ・ベリオ(1925-2003)の合唱作品集『ベリオ:コーロ&ロンドンの呼び声』。マルチチャンネルも収録。3月上旬発売。

本作はイタリアの現代音楽作曲家ルチアーノ・ベリオが作曲した「コーロ」と「ロンドンの呼び声」を収録。演奏はノルウェー・ソリスト合唱団、ノルウェー放送管弦楽団ら。指揮はグレーテ・ペーデシェン。

「コーロ」は、それぞれ10人のソプラノ、アルト、テノール、バスと、44人の器楽奏者のために書かれた「声と楽器のためのコーロ」が正式曲名の作品。さまざまな国と人種の、名もない作家たちの詩と、チリの詩人パブロ・ネルーダの『地上の住処』の詩がテクストに使われています。指揮者の左に第1ソプラノと第1フルート、その左に第8ソプラノと第1ヴァイオリンといった具合に歌手と器楽奏者を「4つの層」に分けるよう指示されています。

「ロンドンの呼び声」は、街頭で売り子たちが道行く人たちにかけるロンドン名物の“呼び声”をテクストに、7つの部分で構成した作品。キャバレーソング、マドリガルやパートソングをレパートリーとするイギリスの男声グループ、キングズ・シンガーズのために作曲されたもので、ノルウェー・ソリスト合唱団は1975年に改訂された「8人の歌手」の版で歌っています。

収録は2018年と2019年。

・ベリオ:コーロ(1975-76)〜声と楽器のための
・ベリオ:ロンドンの呼び声(1973–74 rev.1975)〜8人の声のための

ベリオ: コーロ&ロンドンの呼び声/ノルウェー・ソリスト合唱団 、 グレーテ・ペデーシェン 、 ノルウェー放送管弦楽団【SACDハイブリッド】

ヴェルディ初期のオペラ『エルナーニ』がSACDハイブリッドで発売。2枚組。

ヴェルディ: 歌劇「エルナーニ」/マルクス・ボッシュ、カペラ・アクイレイア【SACDハイブリッド】

ヴェルディの初期の歌劇『エルナーニ』がSACDハイブリッドで発売です。Coviello Classicsからのリリース。2枚組。

歌劇『エルナーニ』はヴェルディ初期のオペラ。

演奏は、マルクス・ボッシュ指揮カペラ・アクイレイア。

このコンビはこれまでも、ヴェルディ2作目のオペラである歌劇『一日だけの王様』や、4作目の歌劇『十字軍のロンバルディア人』をSACDハイブリッドでリリースしています。ヴェルディ初期のオペラのSACDでリリースは貴重と思います。

ヴェルディ:歌劇『エルナーニ』

パク・サンギュ(テノール;エルナーニ)
マリアン・ポップ(バアリトン;ドン・カルロ)
パヴェル・クディノフ(バス;ドン・ルイ・ゴメス・デ・シルヴァ)
リア・ゴードン(ソプラノ;エルヴィーラ)
ステファニー・ヘンケ(ソプラノ;ジョヴァンナ)
クリストフ・ヴィットマン(テノール;ドン・リッカルド)
ランスロット・ノムラ(バス;ヤーゴ)

マルクス・ボッシュ指揮、ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団、カペッラ・アクイレイア

ヴェルディ: 歌劇「エルナーニ」/マルクス・ボッシュ、カペラ・アクイレイア【SACDハイブリッド】

トスカニーニのヴェルディ「レクイエム」、ステレオ版がUHQCDで発売

Tower Records

これはCDですが、トスカニーニの1951年録音、ヴェルディの「レクイエム」のステレオ版がUHQCDで発売になります。

これはステレオ録音といっても正式なステレオ録音ではなく、録音時、2か所にマイクが立っていたので、それを左右のチャンネルにしてステレオを作り出したもの。

2つのマイクは異なるテープレーコーダーで録音されていたので、合成により不安定な箇所もあるそうですが、「伸びやかで良く歌う木管、艶やかな弦楽の妙技、歌手の堂々たる歌唱」とのことです。

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