シンフォニア・オブ・ロンドンのSACDハイブリッド『メタモルフォーゼン〜シュトラウス、コルンゴルト、シュレーカー』Chandos

メタモルフォーゼン〜シュトラウス、コルンゴルト、シュレーカー
ジョン・ウィルソン、シンフォニア・オブ・ロンドン

ChandosからSACDハイブリッドが発売。ジョン・ウィルソンとシンフォニア・オヴ・ロンドンのR.シュトラウス「メタモルフォーゼン(変容)」を中心とする弦楽オーケストラ作品集。

収録されるのはR.シュトラウスの「メタモルフォーゼン」、シュレーカーの「間奏曲 Op.8」、そしてコルンゴルトの「交響的セレナード」。

収録は2021年8月、ロンドンのセント・オーガスティン教会。

  • R.シュトラウス:メタモルフォーゼンTrV 290(23の独奏弦楽器のための習作)(1945)
  • シュレーカー:間奏曲 Op.8(弦楽オーケストラのための)(1900)
  • コルンゴルト:交響的セレナード Op.39(弦楽オーケストラのための)

【演奏】
ジョン・ウィルソン(指揮)、シンフォニア・オヴ・ロンドン

【録音】
2021年8月25日−27日&29日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)

メタモルフォーゼン〜シュトラウス、コルンゴルト、シュレーカー
ジョン・ウィルソン、シンフォニア・オブ・ロンドン

Dutton Vocalionからバーンスタイン、オーマンディ、ブーレーズ、ゴールウェイのSACD Quad収録

Dutton Vocalionからバーンスタイン、オーマンディ、ブーレーズ、ゴールウェイの70年代の名盤がSACDハイブリッド化される。3月15日発売。

いずれもいずれも初SACD化。ソニークラシカルから音源をライセンスしてリマスター。2chステレオと当時の4ch音源(Quadraphonic)を収録。

発売になるのは全5タイトル。

バーンスタインの自作自演「タヒチ島の騒動」は「キャンディード」とカップリングとなっている。Duttonのページに詳細が載っている。

他の4タイトルについては詳細がまだわからないが、これらもジャケットから察するに、オリジナルに別の曲をカップリングでのリリースのようである。DuttonのSACDはカップリング(や2in1)の場合、二つのジャケットをコラージュしてSACDのジャケットにしているが、今回もそれが見受けられる。

なお1973年にオリジナルがリリースされたバーンスタインの「惑星」は、2000年代初頭に国内盤でSACD化されている。その時もマルチチャンネル収録だったが、それがQuad音源からだったかどうかはわからない。今回のDutton盤は確実にQuadraphonic収録なので、Quadファンには嬉しいところだ。カップリング曲もブリテンの「Passacaglia」が明記されているので1曲多いことになる。

バーンスタイン「タヒチの騒動」「キャンディード」自作自演盤

Bernstein: Trouble in Tahiti & Candide
レナード・バーンスタイン 、 コロムビア・ウインド・アンサンブル

2枚組。バーンスタインの「タヒチ島の騒動」と「キャンディード」カップリング。

オーマンディ&フィラデルフィア管のアイヴス

Ives: Holidays Symphony & Symphony No.2
ユージン・オーマンディ 、 フィラデルフィア管弦楽団

オーマンディのアイヴズ“ホリデイ・シンフォニー”&交響曲第2番。

ブーレーズのワーグナー:序曲・前奏曲集&使徒の愛餐

Wagner: Meistersinger Prelude, Tannhauser Overture, Faust Overture, etc
ピエール・ブーレーズ 、 ニューヨーク・フィルハーモニック 、 ウェストミンスター合唱団

バーンスタインのホルスト「惑星」、ブリテンの曲

Holst: The Planets; Britten: Four Sea Interludes and Passacaglia from "Peter Grimes"
レナード・バーンスタイン 、 ニューヨーク・フィルハーモニック

ホルスト「惑星」、ブリテンの「ピーター・グライムズ」より4つの海の間奏曲、「パッサカリア 作品33b」

フルートの名手ゴールウェイの小品集

James Galway Plays Showpieces & The Magic Flute of James Galway
ジェームズ・ゴールウェイ 、 チャールズ・ゲルハルト 、 ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団

ガブリエル・フェルツ&シュトゥットガルト・フィル他『マーラー:交響曲全集 』ボックス化CD10枚+SACDハイブリッド4枚

マーラー:交響曲全集 [10CD+4SACD Hybrid]
ガブリエル・フェルツ

ガブリエル・フェイツがシュトゥットガルト・フィル、そしてドルトムント・フィルと録音してきたマーラー交響曲全集がボックス化。CD10枚SACDハイブリッド4枚の計14枚組全集ボックスで発売になる。

ボックスはDreyer Gaidoレーベルから3月下旬発売。

SACDハイブリッドで収録されるのは、『交響曲第8番「千人の交響曲」』と『交響曲第9番&交響曲第10番〔アダージョ、プルガトリオ〕』(それぞれ2枚)。他はCDだ。これらはバラ売りの時と同じ仕様。

特筆すべきはボックスのセットが、とてもリーズナブルなこと。

タワレコの価格が15%オフで7,896円(2月25日現在)というのは14枚組を考慮すると、とてもお得だろう。バラ売りの価格が1タイトルで2千円台から3千円台なので、全14枚でのこの価格は魅力だ。

録音も2007年から2019年にかけてと近年のもの。ガブリエル・フェイツの集大成ともいうべきマーラーをこのボックスで味わってもらいたい。交響曲第8番「千人の交響曲」でアルトを歌うのは日本の誇る藤村実穂子である。

  • DISC1 マーラー:交響曲第1番《巨人》
  • DISC2-3 マーラー:交響曲第2番《復活》
  • DISC4-5 マーラー:交響曲第3番
  • DISC6 マーラー:交響曲第4番
  • DISC7 マーラー:交響曲第5番
  • DISC8-9 マーラー:交響曲第6番《悲劇的》
  • DISC10 マーラー:交響曲第7番《夜の歌》
  • DISC11-12(SACD)マーラー:交響曲第8番《千人の交響曲》
  • DISC13-14(SACD) マーラー:交響曲第9番、交響曲第10番〔アダージョ、プルガトリオ〕

【演奏】
ガブリエル・フェルツ(指揮)
シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団(第1番〜第7番、第10番)
ドルトムント・フィルハーモニー管弦楽団(第8番&第9番)
ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団(第2番、第3番、第8番)
ヘン・ライス(ソプラノ)(第2番)
ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー(メゾ・ソプラノ)(第2番)
アレクサンドラ・ペーターザマー(メゾ・ソプラノ)(第3番)
カルフ・アウレリウス少年合唱団(第3番)
ジャネット・ヴェルネッケ(ソプラノ)(第4番)
エミリー・ニュートン(ソプラノ)(第8番)
ミヒャエラ・カウネ(ソプラノ)(第8番)
アシュリー・トゥーレ(ソプラノ)(第8番)
アイリス・ヴァーミリオン(アルト)(第8番)
藤村実穂子(アルト)(第8番)
ブレンデン・パトリック・グンネル(テノール)(第8番)
マルクス・アイヒェ(バリトン)(第8番)
カール=ハインツ・レーナー(バス)(第8番)
ブラティスラヴァ・スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団(第8番)
ドルトムント合唱アカデミー少年合唱団(第8番)

【録音】(ライヴ)シュトゥットガルト&ドルトムント(ドイツ)
2012年2月24日(第1番)、2013年3月12日(第2番)
2010年4月30日(第3番)、2011年1月25日(第4番)
2009年1月13日(第5番)、2008年2月15日(第6番)
2007年4月23日-24日(第7番)、2018年7月3日-4日(第8番)
2019年7月2日-3日(第9番)、2010年11月3日(第10番)

マーラー:交響曲全集 [10CD+4SACD Hybrid]
ガブリエル・フェルツ

チョン・キョンファ&テンシュテット『ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲』が初LPレコード化 180g重量盤限定生産

ベートーヴェン、ブルッフ: ヴァイオリン協奏曲<限定盤>
チョン・キョンファ

チョン・キョンファがクラウス・テンシュテットと共演した『ベートーヴェン、ブルッフ: ヴァイオリン協奏曲』が初のアナログレコード化。180グラム重量盤2枚組で発売される。

ワーナー・クラシックスが数量限定生産で発売。

ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲はは1989年録音で、チョン・キョンファ2度目のベートーヴェン録音。(1度目はDeccaにコンドラシンと共演)。指揮はクラウス・テンシュテット。オーケストラはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団。

ブルッフは1990年録音でオーケストラがロンドン・フィルハーモニー管弦楽団になる。

CDで本作を愛好しているクラシック・ファン、チョン・キョンファのファンも多いと思われるが、この名盤を180g重量盤アナログ・レコードで聴くのもまた格別だ。

ベートーヴェン、ブルッフ: ヴァイオリン協奏曲<限定盤>
チョン・キョンファ

若杉弘&N響の伝説的ライヴ『ブルックナー:交響曲全集』がSACDシングルレイヤー化 3枚に長時間収録

ブルックナー:交響曲全集<完全生産限定盤>
若杉弘、NHK交響楽団

2020年にCDで発売された若杉弘とN響の『ブルックナー:交響曲全集』がSACDシングルレイヤーで発売される。リリースはAltusから。3月中旬発売。

『ブルックナー:交響曲全集』は1996年から1998年にかけて、サントリーホールでライヴ録音された伝説的なブルックナー・チクルス。

2020年に初CD化を含む全集がAltusから発売になり好評だったが、今回はSACD用に音を調節して制作。SACDシングルレイヤーの長所を生かした長時間収録だ。全9曲、合計592分を3枚のシングルレイヤーに収録している。

ブルックナー:
Disc1
交響曲第1番 ハ短調 WAB101 第1稿 (リンツ稿)ノヴァーク版/録音:1998年2月28日
交響曲第2番 ハ短調 WAB102 第2稿ノヴァーク版/録音:1997年1月13日
交響曲第3番 ニ短調 WAB103 第3稿ノヴァーク版/録音:1996年2月26日

Disc2
交響曲第4番 変ホ長調『ロマンティック』 WAB104 1878・80年稿ノヴァーク版/録音:1997年2月24日
交響曲第5番 変ロ長調 WAB105 原典版・ノヴァーク版/録音:1998年1月27日
交響曲第6番 イ長調 WAB106 ノヴァーク版/録音:1997年3月18日

Disc3
交響曲第7番 ホ長調 WAB107 ノヴァーク版・第2版/録音:1996年1月29日
交響曲第8番 ハ短調 WAB108 第2稿ノヴァーク版/録音:1996年3月31日
交響曲第9番 ニ短調 WAB109 ノヴァーク版/録音:1998年3月13日

若杉弘(指揮)NHK交響楽団

【録音】ライヴ録音 1996〜1998年 サントリーホール

ブルックナー:交響曲全集<完全生産限定盤>
若杉弘、NHK交響楽団

ロト&レ・シエクルの『展覧会の絵』『マ・メール・ロワ』『海、夜想曲』SACDシングルレイヤー化

ロト&レ・シエクルの名盤3タイトルがSACDシングルレイヤーで日本独自発売される。3月18日発売。

キングインターナショナルはハルモニア・ムンディからハイレゾ音源の供給を受けて、関口台スタジオでリマスタリング。シングルレイヤー(2ch)でSACD化する。日本独自企画の限定盤。

ロトによる初演当時の楽器、響きはクラシック・ファンにとって、ベートーヴェン以前の古楽とはまた違った人気を得ている。SACD化により、その響きをより満喫できることだろう。

ラヴェル: マ・メール・ロワ、他

ラヴェル: マ・メール・ロワ、他<限定盤>
フランソワ=グザヴィエ・ロト 、 レ・シエクル管弦楽団

  1. ラヴェル:バレエ音楽「マ・メール・ロワ」(全12曲)
  2. ラヴェル:「シェエラザード」序曲
  3. ラヴェル:クープランの墓

ムソルグスキー(ラヴェル編): 展覧会の絵

ムソルグスキー(ラヴェル編): 展覧会の絵<限定盤>
フランソワ=グザヴィエ・ロト 、 レ・シエクル管弦楽団

  1. ムソルグスキー(ラヴェル編):展覧会の絵
  2. ラヴェル:ラ・ヴァルス

ドビュッシー: 遊戯、夜想曲、牧神の午後への前奏曲<限定盤>
フランソワ=グザヴィエ・ロト 、 レ・シエクル管弦楽団

  1. ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
  2. ドビュッシー:バレエ音楽『遊戯』
  3. ドビュッシー:夜想曲
矢部達哉&朝比奈の1996年ライヴ『ブラームス:ヴァイオリン協奏曲』SACDハイブリッド

ブラームス: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
矢部達哉 、 朝比奈隆 、 新日本フィルハーモニー交響楽団

朝比奈隆の指揮、矢部達哉の独奏ヴァイオリンによる1996年のライヴ『ブラームス ヴァイオリン協奏曲』がSACDハイブリッドで発売される。

オーケストラは心日本フィルハーモニー交響楽団。リリースはフォンテックからで3月9日発売。

矢部達哉は都響のコンサートマスター、またサイトウ・キネン・オーケストラのメンバーとして、ソリストとして活躍してきたヴァイオリニスト。

本作は1996年5月3日。矢部達哉をソリストに迎えて演奏されたサントリー・ホールでのライヴ。四半世紀ぶりに名演がSACDハイブリッドで蘇る。

ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77

【演奏】
矢部達哉(ヴァイオリン)
朝比奈隆(指揮)新日本フィルハーモニー交響楽団

【録音】1996年5月3日 サントリーホール ライヴ収録

 

ブラームス: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
矢部達哉 、 朝比奈隆 、 新日本フィルハーモニー交響楽団

【PENTATONE】プロムシュテット&ゲヴァントハウス管の『ブラームス:交響曲第3番&第4番』CD

ブラームス: 交響曲第3番&第4番
ヘルベルト・ブロムシュテット 、 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

PENTATONEからプロムシュテット&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の『ブラームス:交響曲第3番&第4番』がCDで発売になる。4月中旬発売。

1927年生まれ、現役最高齢の指揮者プロムシュテットが進めてきたブラームス・シリーズ。その最終となる交響曲第3番と第4番が発売になる。

録音は2021年4月、ライプツィヒのゲヴァントハウスにて。トータル80分38秒。

CDでの発売だが、巨匠プロムシュテットの到達した心境を、高音質のPENTATONE録音で聴けるのは貴重だ。

  1. ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
  2. ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98

【演奏】
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

【録音】
2021年4月、ゲヴァントハイス(ライプツィヒ)

ブラームス: 交響曲第3番&第4番
ヘルベルト・ブロムシュテット 、 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

『モーツァルト「伝説の録音」3巻セット』[36CD+3BOOK]がなんと80%オフ

モーツァルト「伝説の録音」3巻セット [36CD+3BOOK]<通常盤>

タワーレコードでは『モーツァルト「伝説の録音」3巻セット』(CD36枚+書籍3巻+特典CD)が、なんと80%オフの15,000円(税込)で発売している。

これは飛鳥新社から2016年に発売になったCDと書籍によるセット。全3巻にはモーツァルトの歴史的な録音が網羅されている。

古い録音であるが、ティボーやメニューイン、カペー弦楽四重奏団などの録音をまとめて揃えるのは大変。本来の定価が7万円台だけに、80%オフでコレクションできるのは魅力だ。

モーツァルト「伝説の録音」3巻セット [36CD+3BOOK]<通常盤>

ジョージ・セル『ザ・コンプリート・アルバム・コレクション』CDボックス(106枚組)が再生産

ザ・コンプリート・アルバム・コレクション<初回生産限定盤>
ジョージ・セル

ジョージ・セルとクリーヴランド管弦楽団の全録音を収録したCDボックス(106枚組)が、2022年2月に再生産された。ソニークラシカルからのリリース。

このボックスにはコロンビア、エピック・レーベルへの全ての録音を収録している。モノラルからステレオ録音までCD106枚に収録。

音源は最新のリマスターを使用。

各CDはアメリカ盤オリジナルLPジャケット・デザインによる紙ジャケット。

ジョージ・セルとクリーヴランド管弦楽団の全録音が一つのセットにまとまるのは、これが初めてだっただけに再生産は嬉しい。

ザ・コンプリート・アルバム・コレクション<初回生産限定盤>
ジョージ・セル